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No.47 綿引明浩 「レムの家」 
銅版・インタリオ 13.5x13.0cm ed. /60 
~作品コメント~  クリスマスの楽しい時間は過ぎて、夜の眠りについた静かな家。 プレゼントを抱えた兎たちは、息を潜めてそっと静かに現れた。 
Q.何故版画を始めましたか? A.子供の頃から漫画家になりたくて、ストーリーのある1コマ漫画の世界をずっと 作りたいと思ってました。それには銅版画の表現がとてもよく合うんです。Q.好きな色は? A.黄色は僕にとっては光の色。そんな色を使いこなせたらと思う憧れの色ですね。
Q.好きな音楽は? A.仕事中はクラシックからロックまで何でも聴きます。 
Q.好きなお酒の銘柄は? A.銘柄にこだわりはありませんが、特に日本酒は好きです。 食事に合うものを1合程度、ゆっくり飲むのがいいかな。 
作家略歴 水戸市出身。東京藝術大学卒業(卒業制作展・買い上げ受賞)、同大学院修了。西武美術館版画大 賞展優秀賞など受賞歴多数。2002年から約1年間、文化庁海外研修制度でスペインのマドリードに 滞在。これまでにギャラリー椿(東京・京橋)をはじめ、渋谷東急文化村ギャラリーやアンデルセ ン公園こども美術館(千葉・船橋)、DADO ART GALLERY(韓国・ソウル)など、国内外の各地 で個展、グループ展を数多く開催。リュブリアナ国際版画ビエンナーレでは日本人作家として選抜、 海外アートフェアーへの参加や台湾の美術専門雑誌で特集ページを掲載されるなど、近年には活動 の範囲を広げている。 



No.47  渡邊 加奈子 Watanabe Kanako 
作品名: Hachimaki 技法:水性木版、手彩色 作品サイズ:15.5×15.5cm ed.60 
●「なぜ版画を始めたのか?」 元々、白黒の世界が好きで以前はよく鉛筆で描いていました。版画には鉛筆・絵具だけでは出せない不思議な質感と圧縮された奥行きがあります。「摺る」ことで、もう一つの世界が現れて くる面白さ、それが版画制作を始めるきっかけの一つになったのだと感じます。 ●「一番のお気に入りの場所は?」 制作部屋。春は新緑、初夏はツバメ、夏の夜には虫の声が窓から楽しめます。中でも一番気に入 っているのは冬の朝。朝日で部屋が赤く染まる一刻に何だか嬉しくなります。 ●「なぜ版画なのか?今の版種なのか?」 はじめは銅版画を制作していましたが、木版画へ転向しました。 版である「木」の持つしなやかな生命力が、摺られた画面にもうつる心地がします。 薄い紙へ、物質を圧縮して記録していくような面白い技法だと感じています。 ●「好きな色は?」金色。他の色が映りこんだ金色が特に好きです。
略歴2003 ・第 28 回全国大学版画展<買い上げ賞> 町田市立国際版画美術館 2007 ・Sixth Biennial of Engraving 2007,近現代美術館 リエージュ・ベルギー   ・個展 ガレリアグラフィカ bis・銀座/ANOTHER FUNCTION・六本木2008  ・第 76 回日本版画協会展<B 部門奨励賞>東京都美術館   ・HANGA from JAPAN cross bay gallery,オーストラリア   ・個展 アートデータバンク・銀座(2008,2010,2011)2009  ・第 6 回飛騨高山現代木版画ビエンナーレ<優秀賞>高山市民文化会館   ・個展 MUSEE F・表参道/アートゾーン神楽岡・京都(2009,2012)/東塔堂・渋谷2010  ・第 78 回日本版画協会展<A 部門奨励賞>京都市美術館   ・個展“Floating Bridge”TOTEM POLE PHOTO GALLERY・新宿2011  ・第 17 回鹿沼市立川上澄生美術館木版画大賞展<大賞>   ・第 78 回日本版画協会展<準会員佳作賞>京都市美術館2012  ・個展 大賞受賞者「渡邊加奈子展」鹿沼市立川上澄生美術館 1 階ホール・栃木   ・SMTG 企画 日本の現代木版画“新しい地平から” Galeria Pryzmat・ポーランド
収蔵 町田市立国際版画美術館、飛騨高山市、多摩美術大学美術館、鹿沼市立川上澄生美術館 
渡邊加奈子 HP http://kanakon.jimdo.com/ 



No.46 若月公平 WAKATSUKI Kohei 「巡礼地の種子」
技法:エッチング、アクアチント 寸法:17.0×12.0 cm 用紙:ハーネミューレ 5745
-作品について- 


無宗教の私ですが、制作が終盤に掛かる頃この題名が浮かんできました。 描いた植物は想像上のものです。 知らずと手が動きこの花が描かれていました。花なのか、蕾のようでもあります。 棘も出ていてとても美しいとも、きれいな花のようにも思える形ではありません。 寧ろ何とか生きようとする、か細くも強い意志が表れているようです。 種の殻のようにも見えます。皮を破れば沢山の種が飛び出しそうです。 巡礼地、聖地、そこは容易に人を寄せ付けない厳しい自然環境。 過酷な地にも命は生まれます。 そのような場所に生息する動植物にこそ、たくましく優しさを備えた聖なる野生の命が宿されます。 自然災害、内戦、貧富の差、聖地以上に過酷な現実社会。 ・・・果たして人々の心の中にもこのような植物の種があるのだろうか。いや、あって欲しい。




-いくつかコメント- 
▼ 何故、版画を始めたのか? ・・・大きな動機も無く、気が付いたら銅版画を一生懸命作っていた。   きっと、銅版をいじるのが楽しかったのでしょう。油絵にも行き詰っていたこともあり。 △ では、何故版画を作っているのか。・・・予想もしない「失望」と「希望」が毎回必ず刷られてくるから。    その二つをどのように銅版画で形にして行くか、それが楽しいと最近判ってきた。
● 山形は夕陽が美しく朝日岳の後ろに沈む土地です。しかし私は、朝焼けの中、ゆっくりと朝陽が顔を出してくる 光景が好きです。朝陽の拝めるところならどこでもお気に入りの場所。 山形に絶好の場所あり、でも秘密です。 
◎ 最近読む本は、山本周五郎。「樅の木は残った」「虚空遍歴」「長い坂」、等。 真実、誠、善とは何かを、押しつけがましく無く清流の如く、物語中の真っ直ぐな主人公が伝えてくれる。  
<略歴>1956 埼玉県に生まれる1981 武蔵野美術大学実技専修科研究課程版画専修修了 1983~’88 同上大学版画研究室助手2001~ 東北芸術工科大学芸術学部美術科教員 
<出品暦>1981~ 「日本版画協会展」(1987 第 55 回-準会員佳作賞-)1885 「第 17 回現代日本美術展」―ブリヂストン美術館賞―/東京都美術館・東京   「第 2 回中華民国国際版画展」―金賞―/台北市立美術館・台湾 1997 「リュブリアナ国際版画ビエンナーレ」―グランプリ―/スロベニア   「富嶽ビエンナーレ」―準大賞―/静岡県立美術館・静岡    「大阪トリエンナーレ-1997-版画」―羽曳野市賞―/マイドームおおさか・大阪



No.45 安井 寿磨子 sumako yasui  ed. /60 作品名 「星をはこぶ嘴」 
技法 エッチング アクアチント 手彩色(パステル) サイズ 180mm × 120mm(楕円) 
なぜ版画を始めたのか 版画のことは何も知らなかった小学生の時、お絵描き教室で習ったくれよんで色を何色も重ねてさいごに引っ掻いたり削った りする絵がとても好きだった。 おそらくそれが銅版画への興味につながったのだと思う。 その後、高校生のときに、棟方志功作品に出会い、しこうになりたい!!と熱望。 木版を始めるが、大学で銅版画を先生にほめられ、つい銅版画ゼミに進む。 木版へのおもいは持ち続け、去年 100 点の木版作品を制作。棟方志功になったとほくそ笑んだ。結局、版でものを考える体質 なのだ。  
こだわりの、お気に入り道具は 一番必要なニードルをいつもさがしてしまう。最近は部屋中のあちこちに置いて、おもいたったらすぐに描けるようにしてい る。たぶん 20 本はあると思う。 父が作ってくれたバニシャーもどきは大切にしている。  
基本は 11 時に寝て、6 時頃起きる生活。 最近読んでおもしろかったのは、石牟礼道子「あやとりの記」。作品制作にも影響されそうな気がする。  
略歴1959 大阪生まれ1982 大阪芸術大学美術学科卒業 
個展1984  平松画廊1985  番画廊(~ 1992)1993 ギャルリプチボワ(~ 2012)2002 ギャルリ東京ユマニテ(~ 2012)2012 第13回堺市所蔵美術作品、安井寿磨子、晶子さんを想う展(堺市立文化館ギャラリー)   JR 大阪セルビスギャラリー、あいらんどハウス田尻町歴史館、   サンシャインホール G-WINGs ギャラリー マイルストーンギャラリー、   ギャラリーなうふ、栄光舎 NHS 田中ギャラリー、みさき画廊、   ギャラリー閑 ギャラリーおおひら、亀山画廊、エスプリヌーボー、   アサコムホール、ギャラリーVEGA、よし画廊 他
作品集 画集 「鰭の痕跡」1993(ギャラリーインターフォーム) 「柔らかな春の海」2007(遊タイム出版) 創作絵本 「こどもほじょりん製作所」2011(講談社) 版画集 シリーズ「小さな森」春夏秋冬、ある一日、九つの扉、青い森、花のわたし(ギャルリプチボワ) 
装画 69 sixtyNine 村上龍/集英社 すべての男は消耗品である 村上龍/KKベストセラーズ 風車祭 池上永一/文藝春秋 オカメインコに雨坊主芦原すなお /文藝春秋 諸国物語・百年小説・百年文庫 /ポプラ社 小説一途ふたりの「源氏物語」 瀬戸内寂聴、田辺聖子/角川学芸出版父を葬る 高山文彦/幻戯書房 他



No.43 八 木 文 子 Yagi Fumiko  ED /60 
・作品タイトル かめとわたし・2 / A tortoise and me・2 ・技法 銅版画(エッチング) ・作品サイズ 19.5×15cm・アーチ型 
・ なぜ版画を始めたか 多くの絵画論、写真論が語られているのに対して版画には哲学が不在していると言われます が、私は版には普遍的な哲学の本質があると思っています。 切り取られた「瞬間」、「過去の像」として表れる版画特有の佇まいに惹かれました。 記憶のプロセスを可視化する版画は<過去-現在-未来>に関わりながら、存在そのものの本 来性について語ることが出来るイメージメディアだと思います。 ・ 実際的に作品に影響を与えたエピソード 震災から 4 ヵ月後、石巻のヘドロの中から“かめたろう”は発見されました。 この偶然の出会いはその強いられた 4 ヵ月が、まるで呪術師から示されような未知の、超越 的な<生>への奇跡を信じさせてくれます。 震災以降、当初の記憶が日常に埋もれていくような日々の中にあって、かめたろうは私にと って鎹のような存在です。不安定な地のうえで、それでも自然に寄り添いながら生きる姿は、 未来に向けて伝える“何か”を考えさせてくれます。 ・ 好きな色 黒・深紅色・イエローブラウン。 かめたろうの深緑色。 ・ 最近読んだ本 『暇と退屈の倫理学 人間らしい生活とは何か』 國分功一郎著 『日本の大転換』 中沢新一著 『反哲学入門』 木田 元著 『パンとスープとネコ日和』 群ようこ著  




1994 東京藝術大学大学院美術研究科修了 1998 博士(美術) 現在 山形大学地域教育文化学部准教授 受賞 
1989 安宅賞1991 瀧富士美術賞1992 O氏記念賞 1993 さっぽろ国際現代版画ビエンナーレスポンサー賞1994 俵賞1995 第27回現代日本美術展 兵庫県立美術館賞 2000 第2回山本鼎版画大賞展 佳作賞 2003 第9回浜松市美術館版画大賞展 奨励賞 2004 第17回富嶽ビエンナーレ展 佳作賞 2005 棟方記念版画大賞展 奨励賞2008 第 3 回山本鼎版画大賞展 大賞 2011 高知国際版画トリエンナーレ展 佳作賞 



No.4 宮嶋 結香 Yuuka Miyajima
□ Title / before dawn □ Technique / Lithography □ Image size / 297×210 mm □ Comment / The long day breaks. And the morning of Christmas comes on.        長い夜が明ける。そしてクリスマスの朝がやってくる。
1985 福島県生2009 女子美術大学 芸術学部 美術学科 洋画専攻 版画コース 卒業   卒業制作作品 JAM 買い上げ賞受賞 ▽ Exhibition

2010  女子美術大学卒業生展 文房堂ギャラリー(東京 / 神田) 個展 gallery YOYOGI(東京 / 代々木) 個展 柳沢画廊(埼玉 / 浦和)brillant wing6 展 The Artcomplex Center of Tokyo(東京 / 四谷) 


2011  個展 gallery YOYOGI(東京 / 代々木)Another Side of Images -画家のもうひとつの顔 - 展 Azabujuban Gallery(東京 / 麻布十番) Alie 展 太田ギャラリー(上海 /M50) リトルクリスマス - 小さ版画展 - (全国ギャラリー巡回) トーキョーワンダーウォール 東京都現代美術館(東京 / 上野) 


2012  新春公募展 Azabujyuban Gallery(東京 / 麻布十番)Reunion - 女子美版画卒業の作家展 - ギャラリー A/N(東京 / 日本橋) 個展 ART GALLERY MUSE(群馬 / 前橋) 個展 gallery YOYOGI(東京 / 代々木)Under 30 at 30 The Japanese Paper Place(Canada / Toronto) 若き画家たちからのメッセージ展 すどう美術館(神奈川 / 小田原) 個展 ART SPACE ELICONA(福島 / いわき) 

○なぜ版画を始めたのか?大学 1 年生の授業であらためて版 画 という技 法 を 体 験 して、版を作り、プレスして作品が出来上がる という行程に魅かれたのがきっかけです。 
○好きな色 ……………………… アースカラーが好きで、よく使います。○1 番のお気に入りの場所 … 近所の公園○最近読んだ本 ………………「 論理と感性は相反しない 」山崎ナオコーラ / 講談社文庫



No.42   箕輪 千絵子 Minowa Chieko     ED /60




タイトル: 「眠り」 技法: エッチング、雁皮刷り サイズ: 16.5×15cm(H×W) 
王は眠る。安らかに。「なぜ版画を始めたのか?」 大学の授業ではじめて銅版画を制作したときに、これだ!と思いました。 あと、いろんな展覧会で「いいな」と思う作品が版画だった、ということが多かったので。
「精神上観念上ではなく実際的肉体的に作品に影響を与えたと考えるエピソードは?」 中学生の頃、ちょっとした病気で胃カメラを飲んだのですが、治療の関係で医療器具が 胃の壁面に触れ、その時に自分の体の内側を実感しました。「この中には内蔵が入っていて 私の体は生きているのだ」という体験が作品に影響を与えているような気がします。 「好きな色は?」 赤と緑と紫と金「あなたの原風景は?」 奈良の室生龍穴神社や瀧蔵神社、カンボジアのタ・プロム寺院やベンメリア 木々が生い茂る中に、ひっそりと存在する遺跡
略歴 
1986 年 奈良県桜井市に生まれる 2011 年 武蔵野美術大学大学院造形研究科美術専攻版画コース修了 
展示 
2008 年 第 33 回全国大学版画展(町田市立国際版画美術館) 2009 年 トーキョーワンダーウォール 2009(東京都現代美術館)    浜口陽三生誕百年記念銅版画大賞展(ミュゼ浜口陽三ヤマサコレクション)     武蔵野美術大学大学院版画コース 1 年展『UPO』(文房堂ギャラリー) 2010 年 「Exhibition 2010」理化学研究所展示プロジェクト ( 理研横浜研究所)    第 7 回 大野城まどかぴあ版画ビエンナーレ展 大野城市長賞    「3 人展」(ギャラリー•しらみず美術 / 銀座 )    第 35 回全国大学版画展(町田市立国際版画美術館)    via art 2010(シンワアートミュージアム)2011 年 春の芽吹き 版画未来 ! 展 ( 晩翠画廊 )    ネクスト ジェネレーション - 注目若手作家展 - ( アートギャラリーミューズ )    個展(ギャラリーゆう/大垣)2012 年 The 3rd Bangkok Triennale International Print and Drawing Exhibition     箕輪千絵子&山城有未 銅版画展(乙画廊)




HP: http://chieko-minowa.jimdo.com/ 




No.41 松 本 秀 一 MATStlMOTO IIIDEKAZU
《春近し》 ェッチング13.8× 8.8 clll ed.60 2012  
1952 愛媛県北宇和郡三間町 (現宇和島市)に生まれる。 1975 京都教育大学教育学部特修美術科卒業 
●個展1983 ガレリア・グラフィカ (東京)1989 ガレリア・グラフィカ (東京)1994 ガレリア・グラフィカ (東京)1995 ギャラリー倉屋 (北九州)1996 ギャラリー葉音 (静岡)1997 ギャラリー・リブ・アート(松山) 1999 三間町町民会館 (北宇和郡)2000 トゥディズギャラリー (大洲)2002 サロン・ド・ヴァンホー (倉敷) 2003 ギャラリー・リブ・アート(松山) 2009 畦地梅太郎記念美術館 (宇和島) 2012 リブレ (東京 。根津) 
● グループ展1975 版画コンクール展 (大阪府現代美術センター) 1976 第12回現代日本美術展1985 日本の版画 (栃木県立美術館)1986 現代版画の表現と技法展 (練馬区美術館)   3人の日本人版画展 (ホム ギャラリー ワシントン・d・ c) 1988 ビュラン作家 (ギャラリー・スペース。21 東京)2003 blooming 5人展 (かねとう東京)   「細密画の宇宙」展ギャラリー・リブ・アート(松山)  「銅版画の愉悦」展 ギャラリーデボラ大分   「版画・反画・半画―表現と技法」展 (練馬区美術館) 2007 版画家7人のメゾチント   浜口陽三 駒井哲朗 深沢幸雄 丹阿弥谷津子 秀島由起夫 松本秀一    神奈川県立近代美術館2009 宮本典刀。松本秀一銅版画展 ギャラリー・リブ・アート(松山)2010 「本を愛する美術家のオリシ ゙ナル装槙展 」 ギャラリー・リブ・アート(松山)    リトルクリスマス展 (全国各地)2011 リトルクリスマス展 (全国各地)2012 「空と言葉をめぐって」戸田勝久。松本秀-2人展 ギャラリー・リブ・アート(松山)   リトルクリスマス展 (全国各地)




●出版物1994 メゾチント版画集『光が生まれる刻に』(ガレリア・グラフィカ) 2006 句集『早苗の空』(書鋒林檎屋)2008 エッセイ集『ペーパーウェイト』(ふらんす堂)2012 歌集『男 (を)の子のやうに、日差しのやうに』(水仁舎)  『赤黄男百句(坪内稔典・松本秀一編)』 (創風社)
・好きな色は? ……………….オレンジ。みかんの国の住人です。 ・好きな作家は?….……………在り方をふくめて、ヴォルス。・よく聞く音楽は?……………….ピアソラ、バルバラ、ニーナ 。シモン。 ・なぜ版画を始めたのか?…….プロセスの面白さと、刷り上がりの紙をめくるときのドギドキ感。



No.40 古谷 博子 Hiroko Furuya 
□作品タイトル 「白い庭̶午後」 Ed. /60技法 木版(水性・油性摺り)サイズ 16.5cmX12cm
・「なぜ版画を始めたのか?」美術大学の油絵科へ入って、油絵はどこでも描けるから、何か新たな技術を学びたいと思い、3 年生から版画専攻へ行きました。そして、木版を伝統的な技術から教わるのではなく 「彫ることだけではなく、高いところを作れば凸版になる」という自由な木版画の教えが、 私の中の観念的な木版画を取っ払ってくれて、版表現の魅力へと繋がっていきました。
・「好きな音楽、制作中よく聞く音楽は?」 音楽は、クラシックからジャズ、ロック、ets…なんでも聞きます。音楽はやはり制作に も生活にも欠かせないもので、絶えず何か流れています。 
・「使っている紙の種類は?」 土佐和紙 純楮版画用紙No1 ロールの和紙です。大きいサイズを制作する時に手漉きの 和紙だと、サイズに限界が出てしまうので、ロールの和紙を使用しております。




□略歴 1988年 多摩美術大学大学院美術研究科修了      第56回日本版画協会展 山口源新人賞1992年 「木版画~明治末から現代へ」展(練馬区立美術館) 1995年 第1回鹿沼市立川上澄夫美術館木版画大賞展 準大賞 1993年 95.97.01(IWALK2000)04.06.2011 個展(ガレリア・グラフィカ) 2001年 ContemporaryJapaneseWoodblokPrints(スコットランド)2004年“日本の木版画100年展”-創作木版画から新しい版表現へ- 名古屋市美術館 愛知    Taiwan International Mini-print Exhibition and Symposium 2004 (台湾) 2006年 ソウル国際版画写真アートフェア 日本現代版画特別展(韓国)2007年 PRINT BIENNALE IN DAEGU 2007(韓国)     International Multiple Art Exhibition(韓国) 2008年 第7回高知国際版画ビエンナーレ 準大賞    現代美術の流れ展 光州ビエンナーレ特別展 Nine Gallery・Gallery Godo(韓国) 2011年 AsiaPlate&PrintExhibition 国立台北芸術大学関渡美術館(中華民国)2012年 InternationalGrafikSanatlarEtkinlikleriKONYA2012     SelcukUniversitesi (トルコ)




    Ulsan国際木版画フェスティバル Ulsan文化芸術会館(韓国)     日本の現代木版画展 “新しい地平から”2012 Prytmat Gallery(ポーランド) 



No.39 古本 有理恵 FURUMOTO Arie ED. /60 




■作品タイトル cedar (杉) ■技法 銅版画凹凸版、エッチング、アクアチント 部分/グリッター(青金粉) ■画面サイズ 19.5×11.5cm■なぜ版画を始めたか? 大学2年の後期に、そのまま油画科に残るか、版画科へ行くかの選択ができました。 自分の殻をこわして、新しい何かをつかめるかもしれないという思いがあり、版画科へ行きました。■好きな音楽、制作中によく聞く音楽 刷りの作業の時に、ボサノヴァ ■使っている紙の種類 ハーネミューレ ■原風景 両親の故郷でもある五島列島の海
略歴 
1990 京都市立芸術大学 版画専攻卒業 1992 京都市立芸術大学大学院 版画修了 




■個展 2000 ギャラリー219 <東京>2002 西脇市岡之山美術館/アトリエ<兵庫> 2002 Wファインアート<大阪> 2004,06,08,10,12 ギャラリーA.C.S <名古屋> 2005 THE SCHURMAN GALLERY <アメリカ/バークレー> 2007 NEW GROUNDS GALLERY <アメリカ/アルバカーキ> 2008,12 ギャルリ VEGA <大阪> 2010,12 ギャルリ プチボワ <大阪> 
■受賞、グループ展など 1991 京展(紫賞) <京都市美術館> 1992 「新世紀の版画家たち’92」 <ギャラリーココ/京都> 1993 「’93兵庫の美術家」展 <兵庫県立近代美術館> 1995 洋画100和歌山大賞展ビエンナーレ <和歌山県民文化会館> 1996 第3回高知国際版画トリエンナーレ展(優秀賞) <いの町紙の博物館> 1999 第4回高知国際版画トリエンナーレ展(準大賞) <いの町紙の博物館>2007 五色の版 展 <Gallery moe/熊本>2008 9月の森「本」展  <ギャルリ プチボワ/大阪> 2010 森の佇まい 展 2 <ギャルリ プチボワ/大阪> 2011 京都アートフェア <みやこめっせ/京都> (2010年)    CWAJ現代版画展   LITTLE CHRISTMAS版画展2012 東日本大震災災害支援オークションSILENT@KCUA <京都市立芸術大学ギャラリーアクア> (2011年) ■収蔵 いの町紙の博物館(高知) カウンティ美術館(ロサンゼルス) 米国議会図書館(ワシントンDC) 京都市立芸術大学



No.38 筆塚稔尚 Fudezuka Toshihisa Ed. /60 作品名 「かさこそー2」 技法:油性木版8版刷り 作品サイズ:15cmX12cm 
「なぜ版画を始めたのか?」 金属の冷たい感触を指先に感じ、直接彫った自分の痕跡が絵と いう視覚に変わっていく奇妙な瞬間に見せられたのがきっかけです。美術大学に入学して間もなく、開いたドアの中で銅版画を刷っている光景に、まで 光に誘われる蛾のように引き寄せられ、そこでドライバーを削って自作したビュランで 版に向かいました。手で触り、目で触る。立体の素材が平面の絵に脱皮する様がとても 好きです。この感覚は使う素材が変わっても大事にしていて今でも変わりません。
「一番のお気に入りの場所は?」 自宅。その次に、行き交う人を眺められる、通りに面した 道端やカフェなどのテーブル。 
「好きな音楽、制作中よく聞く音楽は?」 絵も文章も含め、気に入ったものが好きなもの出会ったきが新作。音楽はありとあらゆるものを聴きます。…コーランから津軽三味線まで。
「好きな色は?」 作品制作の上で絶対必要!となり、いままで理由なく差別し、使うのを避 けていたピンク・ミドリを使えるようになりました。…克服しました。そしてちょっと自 由な大人に成長しました。 
画廊企画展柳沢画廊(埼玉)・あーとらんどギャラリー(香川)・アートゾーン神楽岡(京都)・ みさき画廊(大分)養清堂画廊(東京) ぎゃらりーゆう(岐阜) 諄子美術館(岩手) ガレリアグラフィカ(東京)他国内・国外の画廊にて 80 回以上個展を開催
国際展・美術館企画展など2010 「日本現代版画展」 ティコティン美術館 ハイファ イスラエル2005 “INPUT OUTPUT”-あるクリエーターのコレクション-展 東京純心女子大学 純心ギャラリー 2004 “カタール 芸術文化祭” 招待出品 ドーハ カタール   “日本の木版画 100 年展” -創作木版画から新しい版表現へ- 名古屋市美術館 愛知2003 4th Engraving Biennial of Ile-de-France 招待出品 フランス1989 第 6 回ウッジ国際ミニアチュール版画展ポーランド (‘93 ‘99 名誉メダル賞 受賞) 1987 第 3 回中華民国国際版画ビエンナーレ展 台北美術館 中華民国 銀賞




収蔵 コレクション 抜粋・滋賀県立近代美術館・宮城県立美術館・東京国立近代美術館・埼玉県立近代美術館・黒部市立 美術館・塩釜市民図書館・大阪府立現代美術センター・カナダカウンシル カナダ・クリ-ブラ ンド州立美術館 アメリカ・クラコウ国立演劇大学 ポーランド・ウッジ国立美術館 ポーラン ド・パリ国立図書館 フランス・ドレスデン州立美術館 ドイツ・大英博物館 イギリス他 筆塚稔尚 Homepage : muragimo.com +facebook 




No.37 廣澤 仁 HIROSAWA JIN  ed. / 60 
・作品タイトル 「いちじくの木・カナの婚礼・海上歩行・5 つのパン、2 匹の魚・嵐を静める」 ・技法 シルクスクリーン・アクリル板・マグネット・鋼板 ・画面サイズ 各 7×6cm裏に磁石がついているので 冷蔵庫などにはることができます
・何故版画を始めたか? 当時席巻していた巨大で抑圧的、父権的な絵画群にうちのめされ(他にも様々な要因がありますが)大学 3 年生の時に版画コースに 移りました。自分は画家になりたかったけれどもそちら側の人間では無かったのだなぁ、という惨めな都落ち的心情で。それでも、 意味の袋小路に陥らない軽さ、透明さ、美術と非美術の境界を彷徨する感じ、そのマージナルで不安定な立ち位置(あやふや)は自身 を救ってくれました。とりわけ版画とデザインの境界のシルクスクリーンに。変な意味、その時の恩を返す為に続けているような気 すらします。・精神上、観念上ではなく、実際的、肉体的に影響を与えたと思われるエピソード 大学卒業後から今日まで、生活の為、制作の為アルバイトをしていますが、現在働いている映画製作所で、狩野派、土佐派の襖絵・ 屏風絵を大量に描く仕事があり、それが最近の屏風(箔)の仕事のヒントになりました。それが成功しているか否かは良く分かりませ んが、外部からの刺激(要請)による展開は自身の思考のサイズから離れているので面白く思っています。・好きな色 金や銀など時間や環境によってゆらぎ、変化していく表層が好きです。・最近読んだ本 おしえて!もんじゅくん
1976 山口県防府市に生まれる 2001 武蔵野美術大学院造形研究科美術専攻版画コース終了 
個展 柳沢画廊、養清堂画廊、画廊翠巒、Gallery M.A.P、画廊 DOOR、ギャラリー砂翁、ほか グループ展 2003 オープンスタジオ/未来工房、他・東京(2005、2007、2009、2011) 2008 VISIONS ̶増殖するイメージ̶/日本橋高島屋美術画廊 X・東京、新宿高島屋美術画廊・東京    山口県美術展/山口県立美術館・山口(2010「優秀賞」、2011「佳作賞」)   ビエンナーレ KUMAMOTO IV「準グランプリ」/熊本県立美術館・熊本 2009 光と影/コートギャラリー国立・東京   転位/画廊翠巒・群馬2010 たたみべり/ Plus one OFFSIDE GALLERY・東京2011 今、絵画は 2011 ー交差するいのちー/まいづる智恵蔵企画室・京都    第 9 回アートプログラム青梅『山川の間で』/青梅市美術館・東京 2012 框(かまち)/ Art Space 88・東京



No.36 平垣内清 Hirakakiuchi Kiyoshi 


t i t l e : 花 の 記 憶 - 連・想 -size : 15.5 × 10.2 cm technique : etching.mixed media edition 
◆artist profile1964年 広島県生まれ1995年 東京芸術大学大学院美術研究科版画専攻修了(‘96〜同大学助手) 1997年 第26回現代日本美術展(東京・京都)/兵庫県立近代美術館賞 1998年 神奈川国際版画トリエンナーレ’98(‘02)1999年 第28回現代日本美術展(東京・京都)/佳作賞・下関市立美術館賞 2000年 第74回国展(東京・大阪)/前田賞    クラコウ国際版画トリエンナーレ(ポーランド)2003年 個展・ギャラリー五番街(仙台)2004年 NEWPRINTERS選抜展(東京/銀座)、個展・galleryJ2(東京/上野) 2007年 東京芸術大学創立120周年記念企画 「自画像の証言」 (東京/上野)     個展・晩翠画廊(仙台)2008年 第76回日本版画協会展(東京都美術館/東京) ※会員推挙    第82回国展(新国立美術館/東京、名古屋、大阪) ※平塚運一賞受賞、準会員推挙 2009年 国際旗 Art Festival 100人招待展(Daungjin市/韓国)2010年 個展・晩翠画廊(仙台)     その他、多数出展 ◆2012年現在/日本版画協会会員、国画会準会員、宮城教育大学准教授




◆《作品収蔵》 町田国際版画美術館、兵庫県立近代美術館、下関市立美術館、東京芸術大学美術館、 東京国立近代美術館、パリ国立図書館、大英博物館 
◆アンケート 
Q なぜ版画をはじめたのか? A 本格的に絵の勉強をはじめた頃、PaulWunderlich(ポール・ウンダーリッヒ)の画集に出会い、将来作家になるのなら「版画」しかない! と当時なんとなく考えていました。 
Q 好きな音楽、製作中よく聞く音楽は? A 基本的にInstrumentalMusicやJAZZなどをよく聞きますが、刷り始めると……..EW&F(アース・ウィンド・アンド・ファイアー/ファンクミュージ ック→ノリノリ)を爆音でかけています。 
Q あなたの原風景は? A 瀬戸内海(宮島の対岸)で育った私にとって、「穏やかな海のある風景」が最もそれに近いと思いますが、3.11以降『海』の素晴らしさ、 恐ろしさなどいろいろ考えさせらている毎日です。 
Q 一番お気に入りの場所は? A 車の中。大音量で大好きな音楽を聞きながらのドライブ。最高です! 



No. 35 原 陽 子 Hara Yoko ed /60 




作品名 みそれた花 技法 エッチング、アクアチント 凹凸版多色刷り サイズ 14x14cm 
重要なものごとは奥深くに埋もれている、その近くにあるものだと思っています。 猥雑で雑多な風景の中に埋もれている、うっかり見落としてしまいそうなもの。 いろいろなものが混ざり合い、曖昧で未知なものの中からほんの少しだけのぞく面影。 そういうものを拾い上げてかたちにしようとしています。 
・なぜ版画をはじめたのか? 高校時代に版画の展示を見て興味を持ちました。その時何がいいと感じたのかは、今となっては 全く思い出せませんが、それ以後、版画を作ってみたいとずっと思っていました。 大学に入って暫くして、絵画か版画どちらかのコースを選ぶことになり、迷わず版画を選び、 現在に至ります。 
・最近読んだ本は? 日本の路地を旅する  上原 善広 著 文藝春秋 被差別の食卓  上原 善広 著 新潮社 平行植物  レオ・レオーニ 著 工作舎  
・好きな音楽、制作中に聞く音楽は? 特にジャンルは問いませんが、その時々で気に入ったものをずっと聞いています。 最近はノイズ、ポスト・パンク、ジャーマン・ロックを聞く頻度が高いです。  
・原風景は? 工場群 
埼玉県出身1996 年 武蔵野美術大学大学院 造形研究科 美術専攻版画コース 修了2006 年から 2007 年に文化庁新進芸術家 海外留学研修制度 研修員としてアイルランド、ダブリンに滞在 
1996 年から個展を中心に絵画、版画作品を国内外で発表。
パブリックコレクション 町田市立版画美術館ティコティン日本美術館(イスラエル) クリーブランド美術館(アメリカ) アイルランド国立美術館 ポートランド美術館(アメリカ) 武蔵野美術大学美術資料図書館 



No.33 林 明日美  『 Pass 』 メゾチント18cm×13cm 
私の中であらゆるものが混ざって練られて形作られたものは、それ以外言いようがない唯一の、 とても大事なものである。他のものは何もいらない。とても大事なので、そのまま定着させて保存しておく。 プレパラートを作っているような気持ちになる。




1985 年 東京都生まれ 2005 年 武蔵野美術大学通信教育課程入学 2008 年 武蔵野美術大学造形学部油絵学科3年次編入学 2011 年 武蔵野美術大学大学院造形研究科美術専攻版画コース 修了 
画歴 2008 年 個展『そらみみ展』 (武蔵野美術大学芸術祭)    全国大学版画展(国際版画美術館)    3人展『晴れときどきくもりときどき雨』(ギャラリー kirari)2009 年 3人展『存在する話』(清川泰次記念ギャラリー)    全国大学版画展(国際版画美術館) 買い上げ賞受賞 2010 年    日本版画協会 第 78 回版画展(京都市美術館) 2人展『夜の音と朝の雲』(Gallery AB-OVO)    全国大学版画展(国際版画美術館)2011 年 ART STYLING WITH NOS 青山 VIII(Dining bar NOS 青山)    Triangel Graphic project(Druckvereinigung Bentlage e.V.Rheine Germany)    LITTLE CHRISTMAS 20112012 年 個展 『林明日美 個展』(巷房)なぜ版画を始めたのか? 大きなきっかけがあるとすれば、通信教育課程から編入学する際に油絵ではなく版画コースを選択 したことだと思います。 油絵を選択するよりも、版画コースに行って色々な技法を学んで表現の幅を広げたいと考えていました。銅版・メゾチントで制作する理由は? ドローイングや版画以外の制作でも、エッチングのように線で描くよりも塊や面でモチーフを描く事が 殆どです。色もあまり使いません。線ではなく、モチーフを浮き上がらせていくような技法や、画面の 上にのるインクの黒の存在感、メゾチントでしか出せないハーフトーンのやわらかさなどが私にはしっくり くるのです。こだわりの道具は? メゾチントの目立てに必要なベルソーは欠かせませんが、こだわりがあるのはバニッシャーです。目立てた 表面をなめすのに使いますが、絵筆のようなものでバニッシャー一本で描きます。 バニッシャーの表面に傷がついていると、版面にも傷がついてしまうのでよく磨きます。 それから、先端の曲がり具合も繊細な作業をする時には重要になってきます。 
制作中よく聴く音楽は? 目立てている時間はわりと作業的な時間で、色々な曲や情報が入ってきてもそんなに気が散らないので いつもラジオを聞いています。J-wave が殆どですが海外の音楽の番組もたまに。絵を描く作業のときは インストゥルメンタルの曲が多いです。 
http://kamenokoblog.blogspot.jp/ 

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SEED Project:A4 Little Prints

版画のチカラは捨てたものじゃない。大きくなくたって、薄っぺらな紙切れだって、最新テクノロジーでなくたってそんな事は、たいした問題じゃない。版画を作り、取り扱う人間の思いひとつで変わるもの。
版画とは、人が、最初から最後まで関わって生まれるパーソナルメディアだからこそなせる業(わざ)。
これからこそ、明るい未来を持つチカラ。
版画という表現メディアにこだわりをもつ者たちの思いは熱いのです。だからこそ、この国の現代版画は、世界的な評価を得ているのです。

クリスマスは、もともとは太陽の新生「冬至」を祝うことが始まりと言われます。版画らしさのひとつの再生の祭りとならんことを願って50名近くの作家による新作が集います。これからが期待される新人作家から、活躍中の中堅作家。現役の学生でもある作家から、現役で大学の版画教育をも担う作家。地方をベースにしている作家から、海外をベースにしている作家。作家たちは、実に多彩で才能にあふれた作家たちです。しかも、みな世界的レベルの実力者です。作品は、多くの国々で受け入れられ、各地の美術館にも収蔵されています。現実の今を、ともに生きている版画の担い手たちの作品を、ぜひ、この機会にごらんいただけますよう心から願っております。

 

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